一人百首プロジェクト④
あげパンの砂糖つもった盆の上好きな子の名を書いては消した
先日、仕事の昼休みに昼食を買いに行って、揚げパンを見つけました。
小学生の頃一番好きだった給食。
食べながら手と口の周りが砂糖まみれになって、少し恥ずかしかったのを覚えています。
忙しい大人を小学生だったあの日に戻してくれる魔法の食べ物。
厳しい上司にも、満員電車の疲れたサラリーマンたちにも、
好きな子の名前を繰り返し書いては消すような
砂糖みたいに甘くて切ない時期があったのでしょうか。
なんて考えて、ほっこり切なくなった昼休みでした。
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※一人百首とは
百人一首の逆。すなわち、1人で100の短歌を詠んでいくプロジェクトです。
一首ずつ、短歌を載せていきます。