一人百首プロジェクト⑤
親子だね話したい言葉たちが積もって氷になっては溶けて
親子ゆえに分かり合えることもあれば、親子ゆえに言い出すことすらできないこともある。
言えないことばかりが氷のように積もりに積もり、なかなか溶けず、距離ができることも。
けれど、きっかけさえあれば溶かすことができるかもしれない。
どんなに年月が経っていても。
そんな希望が持てるのもまた、親子という関係だからこそだと思います。
自分に似ているからこそ許せないところがあれば、尊敬できるところも、憎めないところもある。
そんなものなのでしょうか。
今日のような穏やかな夜には、ふと両親の顔が見たくなるのでした。
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※一人百首とは
百人一首の逆。すなわち、1人で100の短歌を詠んでいくプロジェクトです。
一首ずつ、短歌を載せていきます。